12月が近づいてきて韓国はどんどん気温が下がってきています~もうすぐダウンコートが手放せない寒ーい冬がやってきますが、そんなときに心も体も暖かくしてくれるのがスープや鍋物の料理たち♡なんです。
韓国料理はスープの種類がとっても豊富でいろんなバリエーションがあるんですよ。
今日は韓国のスープの種類や代表的な料理の名前などをご紹介しますね。韓国旅行の際に参考にしてみて下さいね。
目次
1 韓国のスープ・鍋料理の種類
韓国は日本に比べて寒いためなのか、スープの種類が豊富で私もよくしらない名前のスープもたくさんあります。
「韓国のお年寄りたちは朝はご飯にスープだ!」という人が多いので、私も朝からいろんな種類のスープを日代わりで作っています。
韓国のスープには大きくスープがメインのクッとタン・具材がメインのチゲとチョンゴルの4つの種類があるのを皆さんはご存知でしょうか?
これを知っておくと韓国の食堂でメニューを注文するときにどんな感じかわかると思いますよ。
2 韓国のスープがメインのクッとタン
국(クッ)
국물(クンムル)とも呼ばれ、スープという呼び名に一番近い料理です。
ふるまわれるときは、汁椀に入れて一人ずつ出される料理で、具よりスープの割合が多いのが特徴です。
국(クッ)にご飯を入れたものを 국밥(クッパプ)といったり、二日酔いの時に食べたら良いとされる 해장국(ヘイジャンクッ)と呼ばれる酔い覚ましのスープなど種類が多く生活に一番密着したスープです。
미역국(ミオックッ)わかめスープ
代表的なメニューには、ミオックッと呼ばれるわかめスープがあげられます。ベースはスープ用の醤油で、牛肉や貝類が一緒に入ったものがよく食べられます。
これは韓国の代表的な産後食で、わかめが母体にとどまった悪い血を体の外に出す役割をしてくれるといわれ産後には毎食このスープを食べます。
このようにお母さんが苦労して産んでくれたということで、韓国では誕生日の時に必ずふるまわれる料理です。
탕(タン)
クッと同じでスープがメインの料理ですが、クッよりも手が込んで良く煮込んである場合が多く、1人ずつトゥッペギという黒い土鍋にはいってアツアツの状態で出される場合が多いです。
よく似こんであるので、中にはいっている肉などは柔らかく食べやすいですよ。骨を煮込んで取るスープなども多く、スープを最後まで楽しむため具を食べたらご飯を入れて食べる人も多いです。
갈비탕(カルビタン)
牛のカルビ部分の骨を長い時間煮込んで取れたスープと骨付きカルビやネギ・タンミョンなどが一緒に煮込こまれているスープです。
食べる時は中の骨付き肉を取り出して骨を取り除いて食べます。深い味わいで辛くないので日本人にもおすすめのメニューです。
そしてカルビタンを食べる時に必ずといっていいほど出てくるのが大根キムチのカクトゥギです!これがカルビタンと相性がいいんですね~。おかずはおかわりもできますよ♪
3 韓国の具材がメインのチゲとチョンゴル
찌개(チゲ)
上にあげたスープ類よりも味が濃く、具が多くスープが少ないのが特徴です。
チゲは大きい鍋で煮て、お玉で取り皿にとって食べます。小さい鍋で出てきた場合は、それぞれのスプーンですくって食べます。日本人からしたらちょっと違和感がありますが、取り箸みたいな習慣は韓国にはありませんので、そのまま食べちゃってオーケーです。
また日本ではよく「チゲ鍋」という表現をしますが、찌개(チゲ)自体が鍋という意味をもつのでちょっとおかしい表現ですね。
김치찌개(キムチチゲ)
韓国でチゲといえばこれでしょう!一般的に豚肉とキムチ、豆腐や野菜・キノコなどをいれて煮た料理です。
豚肉のほかにシーチキンや魚介類・スパムと呼ばれるハムを入れたものなどがあります。締めにサリミョンというラーメンを入れてたべたり、そのままご飯にのせて食べても美味しいですよ。
전골(チョンゴル)
チョンゴルは、チゲと似て具が多くスープが少ない鍋物です。チゲとの違いは、食堂で出てくる場合チゲは火が通った状態で出されますが、チョンゴルは食卓に置かれた時点から火をつけて煮ていく料理です。
メインとなる海産物や肉よりも野菜やキノコ類が多く、ヘルシーに食べれるスープです。チゲと同様で大きい鍋で煮て取り皿でとって食べるスタイルが基本です。
해물전골(へムルチョンゴル)
日本語で表現するなら海鮮鍋。魚のあらなどをベースにしたスープにタコやイカ、あさりエビなどの海産物を野菜やキノコ上においてぐつぐつ煮て食べるスープがへムルチョンゴルです。
少し辛い調味料で味付けをするので、生臭さもあまり気にすることなくいただくことができます。肉とは違った海鮮スープもさっぱりしていて美味しいですよ。
4 まとめ
韓国のスープの大まかなスープの種類と代表的なメニューの名前を紹介しました。韓国の食文化にスープ類は欠かせない存在ですから種類も豊富なんですね。
これで次に韓国旅行に行くときは、スープ類を頼むときにはイメージが付くんじゃないかと思います。食堂に入った際に思い出してメニュー選びの参考にしてみて下さいね。