日本人なら食事の前後に「いただきます」「ごちそうさま」と挨拶しますよね。
今日は韓国語で「いただきます」「ごちそうさま」をどういうのか?
また韓国の食事のマナーはどんなものがあるのか合わせてご紹介しますね。
目次
1韓国の「いただきます」「ごちそうさま」は何というの?
韓国語で「いただきます」は
잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)といいます。
1つ1つ見ていくと、잘 が よく、먹 が食べるという意味。겠습니다 で~(これから)します。という意味で、「よく食べます」=「いただきます」になりますね。
잘 먹겠습니다 いただきます
(チャル モッケッスムニダ)
そして「ごちそうさま」は
잘 먹었습니다 (チャル モゴッスムニダ)です。
먹 が、食べるという意味を表し、었습니다で~ましたで合わせると、「よく 食べました」=「ごちそうさま」です。
잘 먹었습니다 ごちそうさま
(チャル モゴッスムニダ)
上司や目上の人と会食という場合最上級の尊敬語「잘 먹겠습니다.」「잘 먹었습니다」を使います。
え?韓国って周りの人で使う「いただきます」が違うの??
と思ったあなた鋭いです。
実は、「いただきます」「ごちそうさま」にも3種類の言葉があるんです。
まず↓こちらを理解していただいてフレーズ解説しますね☆
韓国人は周りに人で「いただきます」「ごちそうさま」を使い分ける??
答えは Yes! です。
これは文化的解釈の違いかなと思います。
日本語と韓国語の「いただきます」「ごちそうさま」で違う点は、誰に対する感謝なのか?という点です。
日本人は一人で食べる時にでも、「いただきます」「ごちそうさま」と独り言のようにいいますが、
韓国人はそこに作った人などがいなければ言わないのです。
というか、あまり挨拶して食べる習慣がないように感じますね。これは文化の差として覚えておいたらいいでしょう。
逆に在日韓国人の方が「いただきます」と挨拶して食べる習慣になれるのが大変だったという話をよく聞きます。
この言葉には食物への感謝の気持ちがあるんですよ。というと「へぇ~!」と納得してもらえます。
丁寧な「いただきます」「ごちさうさま」
奢ってもらって食べる前に、軽く感謝を人に伝えるという意味で
잘 먹을게요(チャル モグルケヨ)
「いただきます」と言います。これは主に人から奢ってもらうとき、相手にいいますね、食べたら
맛있게 먹었어요(マシッケ モゴッソヨ)
「美味しく食べました」とご馳走してくれた相手に言います。
実際この2つのフレーズのほうが잘먹겠습니다よりもよく使います。
上司や目上の人と会食という場合最上級の尊敬語「잘 먹겠습니다.」「잘 먹었습니다」を使うほうがいいでしょう。
잘 먹을게요
いただきます
(チャル モグルケヨ)맛있게 먹었어요
美味しく食べました
(マシッケ モゴッソヨ)
ため口の「いただきます」「ごちそうさま」
友達や目下の人と食事行き奢ってもらった場合使えるフレーズです。
잘 먹을게(チャル モグルケ)
「食べるね」ってかんじ、ヨ体のヨも取り払ってかなりフランクな雰囲気です。
맛있게 먹었어(マシッケ モゴッソ)
「美味しく食べたよ」
잘 먹을게
(チャル モグルケ)
食べるね맛있게 먹었어
(マシッケ モゴッソ)
美味しく食べたよ
韓国語での食事の挨拶、、いや韓国では食事のときに挨拶という観念がないんですが、なんとなく理解できたでしょうか??
ポイントは、食事する相手に言うということです。
2 「美味しく召し上がってください」は韓国語で何という?
では自分がご馳走する場合、韓国語で「いただきます」といわれたら
「美味しく召し上がってください」と韓国語で伝えるにはどうしたらいいでしょうか?これは
맛있게 드세요(マシッケ トゥセヨ)といいます。
「맛있게」が美味しく、「드세요」が召し上がって下さいという意味です。韓国で食堂に入った場合に、店員さんが食事を出した後に「맛있게 드세요」といいますよ。
これは「ゆっくり召し上がってください」という意味も含まれているからなんですね。
맛있게 드세요 美味しく召し上がってください
(マシッケ トゥセヨ)
3 韓国の食事のマナー
「いただきます」「ごちそうさま」でも文化の差が見られましたが、マナーの面ではどうでしょうか?韓国の食事のマナーをチェックしてみましょう。
韓国でご飯を食べるの時につかうのは、鉄製の箸とスプーンです。
なので、箸でご飯を食べる時や、汁物を飲むときにスプーンがないと難しいわけです。
実際、ご飯や汁物が入っている器も、鉄製や重い陶器でできたもので出てくる場合が多く、スプーンの必要性を感じると思いますよ。
基本的に箸でおかずを食べ、スプーンで汁物、ご飯をたべますよ。
日本で「猫まんま」といわれ行儀が悪いといわれる「しる汁かけご飯」韓国では一般的な食べ方になります。料理の締めで入れて食べる人が多いです。
また箸の置き方も日本と違います。日本は横に置きますが、韓国は縦に置くんですね。
日本でいう取り箸というものもありません。日本でいう鍋料理は韓国ではチゲといいますが、チゲを複数人でつつく場合も、自分が食べていた箸でとりましょう。
日本人が取り箸がない場合、自分の箸をひっくり返してつかったりする場合があると思いますが、それもNGです。「なにやってんだ?」って顔で見られちゃいますので、やめましょうね(笑)
また目上の人と一緒に食事をする場合に気を付けてほしいのが、その方が食べ始めてから食べ始めるということです。
韓国語だけを見てもわかるように.韓国では上下関係を大切にしますので、食事の始めも年上の方にあわせます。
韓国旅行に行ってご飯を食べる場合、マナーの違いに気を付けて楽しい食事ができるように覚えておきましょう★
4 まとめ
韓国語での「いただきます」「ごちそうさま」は
まず作ってくれたごちそうしてくれた相手に言うのが大前提
- 公式の場上司などに잘 먹겠습니다.잘 먹었습니다.
- 目上の人に잘 먹을게요.맛있게 먹었어요.
- 友達年下に잘 먹을게.맛있게 먹었어.
相手によって使い分ける。
韓国の食事中のマナーをまとめてみると
- 器を持ってたべない
- 基本的に箸でおかずを、スプーンでご飯汁物を食べるようにする。
- 取り箸はないので、自分の箸でおかずなどをとる。
- 汁かけご飯はしてもいい。
- 目上の人と一緒に食事をする場合、その方が食べ始めてから食べるようにする。
近い国だとしても、言葉に込められた意味やマナーなどは変わってくるものですね。
「郷に入っては郷に従う」ということわざもありますから、韓国旅行の際はよく頭にとめておいていただければと思います。
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日本語で「いただきます」「ごちそうさま」という場合、その料理を与えられたことに対する感謝と作ってくれた人に対する感謝という2つの意味があります。
反対に韓国語では、作ってくれた人やご馳走してくれた人に対する感謝という意味しかありません。