英語の文法に3つ「~です」にあたる言葉がありますが、韓国語文法でも「~です」は3つあるって知ってましたか?
韓国人は立場や年齢によって使う言葉を変えますが、文の締めくくりに使われる「~です」もそれに準ずる使い分けが必要です。
今日は韓国語文法の基礎「です」の使い分けや実際の使い方について詳しく説明しますね。
目次
1 韓国語文法・3つある「です」
韓国語文法の「です」には、以下の3つの種類があります。
- ~입니다(~イㇺニダ)
- ~예요(~エヨ)
- ~이에요(~イエヨ)
使う相手や立場によって、「です」も使い分けなければいけません。
この3つはどれも丁寧な言い方ですが
簡単に言えば ~입니다(~イㇺニダ)は硬くこの中で一番丁寧な言い方になり
~예요(~エヨ)~이에요(~イエヨ)は、普通に使える丁寧な「です」で、使い分けは前にくる名詞のパッチㇺの有無で使い分けます。
次から詳しく説明しますね。
2 より丁寧な「です」~입니다(~イㇺニダ)
名詞+~입니다(~イㇺニダ)「~です」
硬く丁寧な表現の「です」になります。公式の場や上司などに使えるフレーズで、韓国では軍人がよく使う言葉ですね。
名詞の後に~입니다(~イㇺニダ)を付けて、使います。
~입니다(~イㇺニダ)は、前に来る名詞にパッチㇺがあってもなくても、そのままで使えます。
自己紹介などでよく使うフレーズですよ。
미카입니다(ミカイㇺニダ)ミカです。
소현입니다(ソヒョンイㇺニダ)ソヒョンです。
このように名前も名詞ですので、そのあとに~입니다(~イㇺニダ)をつければ自己紹介に使えますね。
주부입니다(チュブイㇺニダ)主婦です。
대학생입니다(テハクセンイㇺニダ)大学生です。
自分の職業を説明する時にも使えますね。
職業の表す単語はこちら
- 은행원(ウネンウォン)銀行員
- 의사(ウィサ)医者
- 간호사(カノオサ)看護師
- 공무원(コンムウォン)公務員
- 디자이너(ディザイノォ)デザイナー
- 알바생(アルバセン)フリーター
- 고등학생(コトゥンハクセン)高校生
自己紹介について詳しくはこちら☆自己紹介を韓国語でしてみよう!自己紹介で使える例文9選
疑問形~입니까?(~イㇺニカ?)「~ですか」
「~ですか」という疑問形を作る場合はどうでしょうか?
다→까に語尾が変化し、クエスチョンマークをつければ疑問形になります。
책입니까?(チェㇰイㇺニカ?)本ですか?
가위입니까?(カウィイㇺニカ?)はさみですか?
クエスチョンマークがつく場合、語尾をあげなければいけません。
~イㇺニカ?↑といったかんじで、語尾を上にあげて発音しましょう。
3 親しい間でつかえる「です」~예요(~エヨ)~이에요(~イエヨ)
~예요(~エヨ)~이에요(~イエヨ)「です」
~예요(~エヨ)~이에요(~イエヨ)は、
一応丁寧な言葉ですが、そこまで硬い表現ではないので知っている相手や親しい友達や同僚などに幅広くつかえる「です」の表現です。
どういう使い分けをするかというとパッチㇺの有無でどちらを使うか決まってきます。
- 前に来る名詞にパッチㇺがない場合 ~예요(~エヨ)
- 前に来る名詞にパッチㇺがある場合 ~이에요(~イエヨ)
というように使い分けます。
【パッチㇺなし】사과예요(サグァエヨ)リンゴです。
【パッチㇺあり】수박이에요(スバギエヨ)スイカです。
というように使い分けします。注意しないといけないのは、
~이에요(~イエヨ)の前にパッチㇺがついた名詞がくるので、パッチㇺと後ろの母音がリエゾンして音が変わってきます。
수박(スバク)+이에요(イエヨ)=수박이에요(スバギエヨ)
【実際の発音のハングル】수바기에요(スバギエヨ)
赤い部分わかりますか?日本語で言うと ク→ギ にかわってますね。
ハングルで発音を説明すると수바기에요(スバギエヨ)というようにパッチㇺが後ろの母音にずれていますね。
これがリエゾン、連帯化です。
「です」以外にもパッチㇺと母音が合わさる場合におきてくる現象ですので発音する場合に気を付けてみましょう。
疑問形~예요?(~エヨ?)~이에요(~イエヨ?)「~ですか」
~예요?(~エヨ?)~이에요?(~イエヨ?)の疑問形はクエスチョンマークをつけるだけです。
クエスチョンマークがつくので、~エヨ?↑といったかんじで、語尾を上にあげて発音しましょう。
사과예요?(サグァエヨ?)リンゴですか?
수박이에요?(スバギエヨ?)スイカですか?
4まとめ
今日は韓国語文法「です」にあたる言葉の使い分けや言い方などを紹介しました。
韓国語を習い始めて一番最初に習う基礎の基礎の文法ですね。
日本人からしたら「です」は、一つしかないので、ちょっと区別するのもピンとこないかもしれませんね。
韓国人は上下関係が厳しので相手によって言葉が全く違ったりしますから、よく考えて文章を選択していくようにしましょうね。